

虫歯が進行して歯の中にある神経が細菌感染を起こすと、根管治療(神経の治療)が 必要となります。当院では、再発のない根管治療を目指して治療を行なっており、根管治療の成功率は、初めて根管治療を行なう歯牙については約95%、細菌感染を伴うやりなおしの根管治療については約80%というデータがあります。

1.根管に新たな細菌を入れない
2.根管にすでに入ってしまった細菌を出来るだけ消毒する
3.細菌感染を起こしている部分を見つける

間違った歯を治療しても症状は改善しません。十分な問診を行い、患者様から今まで受けた治療や症状の推移を聴取します。その上で、さまざまな診査を行い、原因歯を特定します。
歯の周りにゴムのマスクをして、治療中に唾液とともに周囲から細菌が根管内に侵入することを防ぎます。また、器具を間違って飲み込ませてしまうことの防止にも役立っています。
小さな歯の中にさらに小さな根管がありますから、肉眼で全てを確認することには限界があります。肉眼では見つけることが困難な根管を手術用実体顕微鏡で発見することができます。また、歯にヒビが入っている様子を発見できることもあります。
1回の治療で使う器具を全て写真のようなセットにし、必ず全てを滅菌してから使用しています。
根管治療をしている次の予約までに間に、仮詰めが削れて穴が開いてしまっては、せっかく消毒した根管が再び感染してしまいます。このようなことが起こらないように、出来るだけ固い詰め物で仮詰めをしています。
根管治療中に使用する洗浄剤は0.5%次亜塩素酸ナトリウムを使用します。あまり濃度が濃いと体に対しての害が出てしまうため、やや薄めの洗浄剤を使用しています。そして、消毒薬を用いて根管内を何度も洗浄します。根管内に詰める消毒薬は最も害が少なく、なおかつ消毒効果が高いとされている水酸化カルシウムをしっかりと詰め込み、細菌が繁殖しないようにします。
治療回数は、歯の状態によって異なりますが、2?4時間を1?4回で行ないます。治療回数が多くなればなるほど、それだけ細菌感染を起こす機会が増すことになってしまうため、出来る限り治療回数を少なくし、最近感染のリスクを軽減します。